6月14日(木) 第43回講義は、内野治療院の内野孝明さんに、『腸管免疫』について教えていただきます。
　内野さんは、安保徹先生の書籍に感銘を受けたことから、福田-安保理論「自律神経と免疫の研究会」設立に多大な尽力をされたお一人です。戦後貧しい中、幼い姉妹を失った経験(栄養不良と医療体制の不備により、現代では助かる命) と、高度経済成長バブルの中、50代の兄と40代の姉を亡くした経験(栄養過多と過剰な医療により発病) から、健康への感心を深く持たれ、30年以上鍼灸師として人々の健康に携わっておられます。「健康を守る仕組みを整えて、病気にならない身体にする事を研究する」ことが目的の「日本自律神経病研究会」理事として活動を続けられ、鍼灸の世界のみでない健康を広げ、伝える活動を続けておられます。
　地域に根ざした健康活動を続ける内野さんから、「次世代を担う子ども達に残す『腸管免疫』」について共に学びましょう。


マーキュリーアカデミー 第43回講義 『 本物の「腸管免疫」を知る!! 』

■ 日時:
2018年06月14日(木) 19:00～21:30 (18時45分開場)

19:00～19:10 校長挨拶
19:10～21:00 講義

■ テーマ:
本物の｢腸管免疫｣を知る!!

『 - 腸内細菌バランスを整え、病気予防と治療の基礎としましょう - 』

講師: 内野孝明
内野治療院 院長
鍼灸マッサージ師
日本自律神経病研究会 理事

◆ 講義内容（予定）:
『 - 腸内細菌バランスを整え、病気予防と治療の基礎としましょう - 』

本物の「腸管免疫｣に関して…
・鍼灸と健康について
・腸管免疫について
・鍼灸、お灸とは？
・腸内細菌と食物繊維の働きについて
・食物繊維と病気の予防について
・腸内細菌と病気の関係性について


などを知る!!

◆ 講師プロフィール
内野 孝明（うちの たかあき）

⬛︎ 内野治療院 院長
⬛︎ 日本自律神経病研究会 理事
http://immunity-club.com/aboutus/message.html

1953年 東京生まれ
鉄道高校出身　旅行代理店勤務　山荘勤務をへて健康に関心が深くなり、1984年、呉竹鍼灸専門学校卒業 世田谷中央病院理学診療室 柴野整形外科医院　第一鍼灸整骨院勤務後
1992年 独立し内野治療院を開業
2004年 ＮＰＯ日本綜合医学会理事 三多摩支部設立初代支部長
福田-安保理論「自律神経と免疫の研究会」設立　総務担当
公益社団法人東京都鍼灸師会三多摩西支部長
2007年 日本綜合医学会 学術委員
2009年より7年間、FM西東京「安保徹教授の謎解き免疫塾」に出演
2010年 「日本自律神経免疫治療研究会」と合併 理事として活動。2016年 日本自律神経病研究会に名称変更
公益社団法人 東京都鍼灸師会 三多摩西支部支部長6期12年を務め、地域に根ざした健康活動を続ける、NPO法人日本綜合医学会の食養指導士として食事指導も行っている。
2016年 武蔵村山市 お伊勢ノ森神明社神社 総代


安保徹先生との出会い ーその背景など、内野先生のお話からー
『昭和20年代 戦後の貧しい中、栄養不良と医療体制の不備から、今では助かる命も終わってしまう時代であった。昭和22年12月、双子の赤ちゃん（3女、4女）が肺炎で亡くなる。私が母のお腹の中にいた昭和27年7月、当時4歳の姉（5女）は母の田舎（群馬県館林市郊外）で井戸水を飲んで疫痢となり亡くなった。3人とも、医療に掛かれないまま亡くなった。時は高度経済成長からバブル時代に突入し、今度は栄養過多と過剰な医療による発病の時代となる。昭和60年5月、47才の姉（長女）は大腸癌で人生を終え、58歳の兄（長男）はパソコンばかりして運動しないでいて、暑い日に水分が不足して血液が粘った状態（エコノミー症候群、肺塞栓）で亡くなった。
大正生まれの母は79才、明治生まれの父は89才まで長生きをし、今は74才の姉（次女）と末っ子の私だけの兄弟2人となった。その経験と、安保徹先生の書籍の中にあった「貧しい時代と物質豊かな時代との差や医療、生活全般の考え方の違い」についての文章に感銘を受けた事がはじまりだった。』