02月11日(木) 第75回 講義は、
(株)トランスメディカルサポート 社外取締役 & 医師（産婦人科）の西村史朋先生に
『本物の「お産」』について教えていただきます。

西村史朋先生は、現実の臨床の帝王切開をする、しないから研究まで幅広くされ日本のお産を本気で考えている一人です。
お産をサポートし続けている西村先生から、次世代を担う子供たちのための「本物のお産」について共に学びましょう。

予告YouTubeはこちらです。ご覧ください。
https://youtu.be/O2nnWP4v91k

◆ 講義内容 (予定)

本物の「お産」に関して…

私が産婦人科医になったわけ
・F・ルボワイエ『暴力なき出産』
・「夜泣きしない」お産と産後（中島洋先生との出会い）

現実の臨床
・会陰切開をする、しない
・帝王切開をする、しない
・帝王切開後の経腟分娩トライアル（VBACとかTOLACとか呼ばれる）

お産っていつから始まると思いますか？
・産婦人科教科書の定義としての分娩開始
・人の身体としての変化

妊娠出産や育児にまつわるあやしい話
・ホメオパシー？
・ずんずん体操？…実際の「よい」と「わるい」の違いは外形的に区別はつかないのではないか？
・骨盤は動く？動かない？

フィリピンの貧困地区で助産院を始めた冨田江里子さんとの出会い
・フィリピンの貧困のお産と生活

日本のお産が変わってきている？
・妊娠しない？不妊治療の割合が増加している？
　　コロナで分娩予約が減少していること。
・第二次ベビーブーム世代が出産年齢を過ぎてしまった
・技術的な伝承が途絶えつつある（2000年ころからの問題）
　　時代背景としての…大野病院「事件」。
　　産婦の死亡事例で逮捕勾留されるというショッキングな出来事

無痛分娩や帝王切開がいつまでも維持できるなら安心？

生き物（動物）としての出産と産褥とは？
・身体的欲求のサインを受け取りにくくなっている？

気持ち良いお産と母親の変化（三砂ちづる氏の報告など）

など
を知る。

■ 開催日程: 2020年2月11日(木) 19:00〜21:00頃 (18時50分 Zoom開場)
19:00～19:05 校長挨拶
19:10～ 講義

■ 講師: 西村史朋（にしむら ふみとも）

■ (株)トランスメディカルサポート
社外取締役 & 医師（産婦人科）西村史朋
◯http://www.t-medical.co.jp/

昭和51（1976）年　仙台で生まれる
平成16（2004）年3月　京都大学医学部卒業
平成16（2004）年4月　京都大学医学部附属病院で卒後臨床研修（新制度）
平成18（2006）年4月　京都大学医学部附属病院産婦人科（修練医）
平成19（2007）年4月　大津赤十字病院産婦人科（レジデント）
平成21（2009）年1月　国立病院機構大阪医療センター産婦人科（レジデント->常勤）
平成23（2011）年4月　京都大学大学院医学研究科（婦人科学産科学）
平成26（2014）年1月　京都大学医学部附属病院、産婦人科において女性漢方外来担当（非常勤）
平成27（2015）年3月　大学院を単位取得後満期退学
平成27（2015）年4月より　京都桂病院産婦人科
平成29（2017）年12月　過労疾病を理由に同院を退職。
令和2（2020）年1月より　株式会社トランスメディカルサポート　社外取締役

平成25（2013）年3月にフィリピン、スービックのバルナバクリニック（冨田江里子氏）を訪問。その後毎年のように訪問。
現在は、主に企業訪問の健康診断（内科健診）などを行っている（非常勤）。