08月04日(木) 第21回講義は、野菜や果物などの青果流通において消費者に最も身近な存在である ｢八百屋｣ について、軒先八百屋で実際に販売しながら、農場で有機栽培を指導し、流通も行っている株式会社オーガニックパートナー 代表取締役の長井一秀さんに教えていただきます。
　長井さんは、｢生産者｣（= 野菜を作る農家）、｢小売業｣（= 野菜を消費者へ販売する業者）、｢外食業｣（= 野菜を加工し提供するレストラン）など、野菜の流通に関わる全ての立場で働くことにより培われた経験と広いネットワークを使い、青果流通の橋渡し役として活躍されています。全国で有機農業栽培や農場運営のノウハウ指導をされながら、旬で美味しい野菜が無駄にならず適切な値段で消費者に届くための流通やネットワークを構築されています。生産者と消費者を結びつけたり、青果のことを消費者に教えたりする、大切な役割を担っている｢八百屋｣を自らも営んでいます。
　「一般野菜よりもちょっと高いオーガニック野菜を、小さな子ども達が気軽に食べられるように普及したい!!」という強い想いで活動し続けられている長井さんから、「次世代を担う子ども達に届ける安全で美味しい野菜」について、共に学びましょう。

　
◆ マーキュリーアカデミー 第21回講義 『 本物の「八百屋」を知る!! 』


■ 日時:
2016年08月04日(木) 19:00～21:30 (18時45分開場)

19:00～19:10 校長挨拶
19:10～21:00 講義


■ テーマ:
本物の｢八百屋｣を知る!!
『 - 特別なオーガニック野菜から日常のオーガニック野菜へ - 』

■ 講師: 長井一秀
株式会社 オーガニックパートナーズ 代表取締役

本物の「八百屋｣に関して…

・八百屋とは？
・八百屋の役割とは？
・農業とは？
・有機農業、自然栽培、慣行栽培の違いについて
・有機栽培の野菜が高価な理由とは？
・有機栽培やオーガニック業界の現状、欧米との違い
・生産者と小売業について
・外食産業で使用される野菜とは？
・野菜の目利きについて
・オーガニック野菜の生産者の問題点は？
・オーガニック野菜を適正な価格で流通するには？
・適切なオーガニック野菜を手に入れる方法
・生産者（農家）の経営状態について
・生産者が適切な収入を得られるようになるためには？
・生産者がオーガニック野菜を作り続けるためには？
・有機農業とビジネスについて
・農業生産法人とは？
・これからの農業の理想像について
などを知る!!


■ 試食(予定)
・オーガニック野菜と普通の野菜の食べ比べ

◆ 講師プロフィール
長井 一秀(ながい かずひで) 氏
株式会社 オーガニックパートナーズ 代表取締役

■ 株式会社 オーガニックパートナーズ
http://goo.gl/BbUxnU

1964年 鹿児島生まれ。大学卒業後、外食産業の株式会社すかいらーく、株式会社平成フードサービスで店舗運営を行う。
1997年より株式会社平成フードサービスの群馬・倉淵農場にて農場長就任。山奥に農場を造成し、有機農業生産業務に従事。
2001年株式会社ワタミフードサービスにて農場(現在のワタミファーム) 開設準備、株式会社ワタミファームへと転籍し、常務取締役として各地の農業開設及び指導に従事。同時に、全国の有機農業とのネットワーク作りを行う。
2007年より大田市場にて市場流通や生鮮食品の実務を経験、2008年には株式会社オーガニックヘルスコミュニケーションズを設立し取締役となる。
2013年よりオーガニックパートナーズ社長に就任。
　現在は、コンサルティング事業(農業経営改善のための支援と指導、一般企業向け農業事業への新規参入支援と指導、有機農業の栽培指導)、コーディネート事業(販路開拓の支援と農産物販売、企業向け契約産地開発と仕入れ力向上支援、企業向け有機農業を活用した企業の人材研修受け入れ) など精力的に活動する。自身でも築地界隈で八百屋業務を行うかたわら自家農園を持ち農業家として活動。

取引先一部
コンサルタント事業(5か所)
｢株式会社 耕す｣
http://www.tagayasu.co.jp/

野菜卸(4企業、レストラン約70箇所)
｢オイシックス株式会社｣
https://www.oisix.com
｢らでぃしゅぼーや株式会社｣
http://corporate.radishbo-ya.co.jp