12月08日(木) 第25回講義は、味噌を通じて伝統的未来を創造する、野田味噌商店 無限責任社員 野田清衛先生に、味噌について教えていただきます。
　昭和3年創業 合資会社 野田味噌商店の野田さんは、日本人の「食」が大人の都合で安易に「便利で、簡単で、効率のよい」ものに変化してきていることに警鐘を鳴らし、「食」の変化によって私たちが失ってきたものを味噌を通じて発信されています。例えば「味噌はつくるのではなく育てるもの」の考えから、熟成の場所と時間にこだわり、半世紀以上前から使用されている味噌蔵と木曽川の丸石で、18ヶ月の長期熟成期間を経て天然醸造の味噌を育てています。
　自身の味噌作りの経験から「面倒なこと、時間のかかることにもじっくり取り組む大切さ」を子どもだけでなく、大人たちにも伝え続けている野田先生から、「次世代を担う子ども達に残す味噌」について、共に学びましょう。

マーキュリーアカデミー 第25回講義 『 本物の「味噌」を知る!! 』


■ 日時:
2016年12月08日(木) 19:00～21:30 (18時45分開場)

19:00～19:10 校長挨拶
19:10～21:00 講義


■ テーマ:
本物の｢味噌｣を知る!!
『 -味噌は、つくらない- 』

講師: 野田清衛
野田味噌商店 無限責任社員

本物の「味噌｣に関して…

・味噌は、つくらないとは？
・味噌について

・発酵について
・味噌の原料について
・味噌の熟成とは？
・味噌と栄養
・朝一杯の味噌汁について
・時間をかけた味噌の育て方について
・食育について
・日本人と味噌汁について
・味噌作りの歴史
・変わるものと変えてはいけないものについて
・味噌の未来

などを知る!!

講師プロフィール
野田 清衛 (のだ きよえ) 氏
野田味噌商店 無限責任社員

■ 蔵元 桝塚味噌 -Masuzuka Miso-
■ 合資会社 野田味噌商店
http://www.masuzuka.co.jp/
http://www.misodikara.jp/
https://www.facebook.com/masuzukamiso/
http://www.aichi-brand.jp/corporate/type/food/nodamiso.html

■ とよた五平餅学会　会長
http://www.toyota-go-hey.jp/about/about.html
■ 愛知県味噌溜醤油工業協同組合　副理事長
http://www.aichimisotamari.or.jp/
■ 豊田西ロータリークラブ
http://www.tw-rc.jp/

1957年1月2日 愛知県生まれ。東京農業大学 醸造学科卒業、USA ダラス大学 大学院卒業。
1984年、合資会社 野田味噌商店 無限責任社員になる。
食育という言葉がなかった３０年前より「食のしつけ」に危惧し、５つの提案(※1) を基に味噌を通した食育活動を、味噌蔵を拠点に始める。現在、年間約３０００名の子供達が訪れており、今後も味噌屋及びとよた五平餅学会と行政そして教育機関との連携を根付かせていくための活動を行う。

(※1) 5つの提案
一、何のために食べるのかを分かり易く理解する。
二、食は文化である。
三、昔の食を学ぶ。
四、危機感を感じる。
五、「いただきます」の意味をしっかりと理解する。

● 受賞実績
昭和26年 愛知県味噌､醤油工業協同組合主催の品評会にて特選賞
昭和30年 同上品評会にて特優賞･会長賞を受賞し一段と名声を挙げる
昭和40年 全国酒類調味食品品評会において金賞
昭和41年 愛知県味噌醤油品評会において特選賞
昭和47年 農林大臣賞
昭和55年 全国味噌工業組合連合会会長賞
昭和60年 食糧庁長官賞
平成元年 中央味噌研究所理事長賞受賞, 愛知県味噌醤油品評会愛知県知事賞
平成2年 全国味噌工業組合連合会会長賞
平成3年 同上連続

平成5年 農林大臣賞
平成7年 中央味噌研究所理事長賞
平成8年 食糧庁長官賞
平成9年 名誉審査長賞
平成10年 中央味噌研究所理事長賞
平成13年 中央味噌研究所理事長賞
平成14年 全国味噌技術会理事長賞
平成15年 農林水産大臣賞
平成16年 中央味噌研究所理事長賞
平成17年 中央味噌研究所理事長賞
平成19年 全国味噌工業協同組合連合会会長賞
平成20年 全国味噌技術会理事長賞
平成22年 愛知県知事賞受賞、全国味噌工業協同組合連合会会長賞
平成25年 愛知県知事賞受賞、全国味噌鑑評会審査長賞

● 講演実績
TED NAGOYA出演
https://goo.gl/bYLDhT