小野満 幹彦 mikihiko onomithu
講義動画:
『 本物の「養生」を知る 』
今までのイベント:
第92回 講義本物の「養生」を知る!! ~養生なくして治癒はなし-!!~
■ 講師: 小野満 幹彦 (おのみつ みきひこ)
■ 漢方家 / 薬剤師
・(株)オリエントメディカル -Oriental Medical- 代表 & 漢方家 & 薬剤師 http://www.orient-m.com/
・オリエントメディカルスクール 代表
・漢方桃林堂薬局 薬剤師 http://www.orient-m.com/tourindou.html
・NPO法人 東西予防医学研究所 代表理事 http://www.tozai-yobo.com/
・業務提携ネットワーク (GTN) 理事
・漢方養生学研究会 学術顧問 http://kanpo-yojo.jp/https://www.facebook.com/kanpoyojo/
製薬会社を経て漢方と養生一筋42年!
養生の中では、ひとことに「風邪」といっても、寒気がしてサラサラした鼻水が出る状態なのか、それとも熱っぽく口の中が乾いて喉が痛い状態なのか、症状によって適切な対処方法や食事が、まったく違うことをご存じでしようか?
例えば、昔からお馴染みの「葛根湯」は、身体を温め、強い発汗作用があるので、寒気がする風邪の初期症状にはよく効きますが、熱っぽく喉が痛む状態では、飲むとますます熱が上がり、かえって症状を悪化させてしまいます。また、普段口にする食物にも効能が期待できるものがあります。寒気がするときは、身体を温める性格のショウガやネギなどを摂り、すでに熱っぽいときは、身体の熱を冷ます性格を持つ、大根などを摂っていれば、むやみに薬を飲まなくても症状は改善されます。
人にも性格があるように、食物や薬もそれぞれ性格を持っています。そして人は、両親から受け継いだ体質もみな違うので、最適な対処法は人によって少しずつ違うわけです。日本の先人の知恵を活かした健康法である「養生」(ようじょう)の考え方と、それを生活の中で具体的に活用する方法をわかりやすく紹介します。